マザー・テレサがよく引用していた「逆説の十ヶ条」というものがあります。
これはもともとアメリカ人のケント・M. キースが考えたものです。
マザーテレサが非常に気に入っていたというから、どのような十ヶ条なのかと思い読んでみると、なるほど、たしかに「逆説」の十ヶ条でした。
内容はというと、正直、この十ヶ条を実際に実践するのはすごくしんどくて難しいだろうという感想を持ちました。僕自身、とてもじゃないけど実践できるとは思えません。
どこか達観しているような人でないと、無理なのじゃないでしょうか。
よく目にするような格言のように、どこか理想論的な印象を受けますが、それでもこの考え方を少しでもできる人は、ちょっとやそっとの逆境を簡単に跳ね返してしまうような「強さ」を持って生きていけるでしょう。
「マザーテレサのような人徳のある人じゃないと無理だよ」と、突き放すのではなく、いざという時に「逆説の十ヶ条」の言葉にあるように少しでも行動しようとする意識を持つだけでも、だいぶ違ってくると思います。
以下、ウィキペディアから「逆説の十ヶ条」の引用します。
逆説の十ヶ条
1.人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。それでもなお、人を愛しなさい。
(People are illogical, unreasonable, and self-centered. Love them anyway.)2.何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
(If you do good, people will accuse you of selfish ulterior motives. Do good anyway.)3.成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。それでもなお、成功しなさい。
(If you are successful, you will win false friends and true enemies. Succeed anyway.)4.今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
(The good you do today will be forgotten tomorrow. Do good anyway.)5.正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。
(Honesty and frankness make you vulnerable. Be honest and frank anyway.)6.最大の考えをもった最も大きな男女は、最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落とされるかもしれない。それでもなお、大きな考えをもちなさい。
(The biggest men and women with the biggest ideas can be shot down by the smallest men and women with the smallest minds. Think big anyway.)7.人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。それでもなお、弱者のために戦いなさい。
(People favor underdogs but follow only top dogs. Fight for a few underdogs anyway.)8.何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。それでもなお、築きあげなさい。
(What you spend years building may be destroyed overnight. Build anyway.)9.人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。それでもなお、人を助けなさい。
(People really need help but may attack you if you do help them. Help people anyway.)10.世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。
(Give the world the best you have and you’ll get kicked in the teeth. Give the world the best you have anyway.)
最後に
一ヶ月に一度くらいは、この「逆説の十ヶ条」を読み返せば、ピンチの時に踏ん張る力がつく気がしますね。
それでは今回はこの辺で〜!
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