ものづくりにおける採算と質のジレンマ。

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僕が最近よく考えることが、採算と質の関係です。

作り手やサービスの提供者が、質をとことん追求してしまうと赤字になって採算がとれないため、ある程度の出来で、受益者に商品を提供せざるおえない状況が時折生まれます。

100点満点中80点くらいのクオリティーで提供すれば黒字だけれど、それ以上を目指そうとすると赤字になるようなものです。

この採算と質の折り合いをどのようにつけるか、というのはおそらく多くの人が頭を抱える問題なのではないかと思っています。

100点の商品を常に提供したいけど、価格との折り合いをつける必要がある

個人で仕事をしている人であれば、自分の時間はいくらでも使っていいので、とことん質を追求しようと思えば採算を度外視することもできます。

でも組織で仕事をしている以上、質を求めすぎて赤字を垂れ流し続けては企業としてやっていけません。

理想は、100点の商品やサービスを常に提供したいですが、それを求めると価格がつりあがって消費者が手をつけられなくなってしまう。

価格が上がっても、消費者が選んでくれるような商品であればいいのでという正論もありますが、実際のところなかなか難しいところがあります。

80点の商品の方が、100点の商品より顧客の満足度が高い場合も多くある

すべての仕事において、商品やサービスの質とともに、納期があります。

最低限の質をクリアしてあれば、納期が早ければ早いほど、顧客の満足度が高くなる場合も多くあります。

例えば、企業が戦略を練る際に、コンサルティングをコンサルティング会社に依頼した場合、「完璧」だが半年後に提出される提案と、80点だけど一ヶ月後に提出される提案では、外部環境がめまぐるしく変わる昨今では、後者の方に大きな価値があるのではないでしょうか。

80点の商品やサービスの方が、100点の商品より顧客の満足度が高い場合も多くあるのです。

手作業でのものづくりの現場の場合

僕は普段、ものづくりの現場にいますが、お客さんが喜んでくれるような商品を提供しているという自負心が少なからずあります。

ただ、極めようと思えばとことん極めることができる分、「あともうすこし手を加えることができるのにな」という場面があります。(もちろん、80点以上の出来栄えのものを常に提供しているつもりです)

「これ以上手をつけてしまうと、採算が取れないから…」
心の中ではこう思いつつも、どこかやるせないような気持ちになります。

その他にも、

”商品を提供する者として、お客さんに満足してもらえるものを提供することは当たり前なことだけど、自分自身が徹底的に納得できるものを提供したい”

”採算を度外視するのであれば、個人としてやっていくしかないのか”

などなど…。

「採算と質」は、ものづくりの現場では切っても切り離せないテーマですね。

最後に

採算と質のジレンマに対してどのように向き合っていくべきかというのは、これから僕自身しっかりと考えていかなければならないことです。

どんな仕事をやっていても「採算と質」の問題はあると思うので、いろんな方の考え方を聞いてみたいですね。

それでは今回はこの辺で〜!

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