「相手の立場に立って行動しなさい」と子どもの頃に、大人から言われたことがあるという人は多くいるでしょう。
僕は、大人と呼ばれる年齢になった今でさえも、相手の立場に立って考えるということのむずかしさを常に感じます。
この社会で生きていくには、相手の立場になって考えるスキルが必要不可欠です。
今回は、「相手の立場に立って考える」ということの大切さと、その難しさについての話をしたいと思います。
相手の立場に立つことは、自分を相手からどのように認識してもらいたいかの選択をするということ
相手の立場に立って行動することは、いわば自分を相手からどのように認識してもらいたいかの選択をするということでしょう。
例えば、あなたが相手の立場をまったく考えず、自分勝手な行動ばかりするとします。その場合、おそらく周りに集まってくる人間は、あなたと同じような自分勝手で自己中心的な人間ばかりになるでしょう。
そして、自己中心的であると、結果的にあなたを理解しようとしてくれる人間がいなくなるのです。
一方で、相手の立場に立って考えることを意識して行動していると、相手に自分がどんな人間なのかを理解してもらいやすくなり、相手の立場に立って行動してくれる親切な人たちが集まってくるでしょう。
相手の立場に立って考えられるかが、ビジネスの成否を分ける
相手の立場に立って考えられるかが、ビジネスで成功するために最も重要な要素のひとつであると思います。
ビジネスにおける相手とは、お客さんであり、取引先の企業であったり、利害関係者すべてにあてはまるでしょう。相手が欲しがるサービスをいかに相手の立場に立って考えることができる否かによって、そのビジネスの成否が決まってしまうのだと思います。
マーケティングの神様といわれるドラッカーは、「マーケティングは販売活動をなくすこと」と言っています。相手(お客さん)の立場に立って考え、分析し、お客さんが求めているサービスを出しさえすれば、こちらから売り込まなくても勝手に売れていくのでしょう。
そういった意味では、相手の立場に立って考えるということは、マーケディングの本質をなすものなのでしょう。
相手の立場に立って考えるということは本当に難しい
誰でも簡単に相手の立場に立って行動することができれば、この世界はすばらしいものになるでしょう。
ビジネスは成功するし、戦争などの争いごともなくなるし、ご飯が食べることができない人もいなくなるでしょう。
しかし、今の世界は争いごとに溢れ、貧富の格差も広がりを見せています。それだけ、相手の立場に立つということは難しいのです。
最後に
最近、特に「相手の立場に立ってものごとを考える」ということについて考えていました。
これは本当に難しいことですが、相手の立場に立って考える努力をすることは誰しもできます。「自分がしてもらいたいように行動する」というスタンスが、基本となるのでしょう。
相手の立場に立って考えることを意識し、日々の仕事や、家族との生活において行動することができれば、皆が喜べる環境や仕組みづくりができるのではないかと思います。
それではまた〜!
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