信念や哲学を持ったものづくりでないと、それはただの量産品になる。

ものづくりといっても、さまざまなものづくりの形があります。

低価格で、大量にものをつくるのであれば、機械に頼ったものづくりになります。いわゆる量産品ですが、これがものづくり産業の大部分を占めています。

一方で、価格は高いし、数をつくれないものづくりもあります。それは、人の手作業が大半をしめるものづくりです。

価格と生産量で機械に勝てない、後者のものづくりの利点はなにか。それは以前にも書きましたが、非効率の価値がひとつあると考えています。

参照:人の手がかかるものづくりには非効率の価値があるから、その他の作業をできるだけ効率化するべき。

非効率だからこそ、ものづくりにかけるこだわりや想いを消費者に届けやすくなります。ただ、人の手がかかるものづくりだからといって、そこに信念や哲学がないと、ただの量産品と同じになってしまうと思うのです。 続きを読む

2018年5月に読んで、とってもよかった記事。

・「ジョイマンはどこに行った?」 ジョイマン「ここにいるよ」※ジョイマン高木 特別寄稿

お笑い芸人のジョイマン・高木晋哉さんが書いた文章。

世間から「ジョイマンは消えた」といわれ、「世界に必要のない芸人」と思うことも。そんな彼が『一発屋オールスターズ』に参加したことがきっかけに、「居場所」を見つける。

高木さんは、文中でこう語ります。

僕はここにいる。自分の足で立ち、ここにいる。これからもそうだ。場所がどこかは問題じゃない。自分の位置、そしてそこから見える景色は日々移り変わっていく。だからこそ、どこにいても「ここにいるよ」と自信を持って言える自分であることが大切だ。

人は、自分の「居場所」を探すものだし、いつも探しているように思います。でもその居場所をつくるのは、もしかしたら自分自身なのかもしれない。すごく素敵な文章でした。

快適な生活を送ってるのは、スライムばっかり倒してるから。「ドラクエ人生論」

アメリカのシリコンバレーで、Drivemodeという会社をしている古賀洋吉さん。個人的に尊敬しており、あこがれの対象になるような人です。

最近更新はありませんが、古賀さんのブログはときどき読み返すくらいに好きなのですが、その中のひとつ、「ドラクエ人生論」は読むたびに「そうだよな〜」とうなずいてしまいます。

最近読み返して特に刺さったのが、「快適な生活を送ってるのは、スライムばっかり倒してるからだろ。」です。 続きを読む

人生の価値とは、その人が生まれた世界と生まれなかった世界の差なのだろう。

人生の価値とは、その人が生まれた世界と生まれなかった世界の差なのだろう。

アメリカのシリコンバレーにて、Drivemodeという会社を経営している古賀洋吉さんのブログを読んでいたときに上記の言葉に出会いました。

参照:君が生きていたということ

あたりまえのこといってるんじゃないかと思うかもしれませんが、よくよく考えてみると、ひとりの人がこの世に生まれたことによって及ぼす影響って、思っている以上にあると思います。 続きを読む

起業まで就職して修行するのであれば、どんな能力を身につければいいかをきちんと計画することが大切。

将来起業するためにいったん就職するという話は、よく聞きます。

起業するノウハウも技術もないから、まずは雇われる形で会社で働くというのは、非常に合理的な判断です。

ただ、そうやって起業するまで修行するという形を取るのであれば、しっかりといつまでに、どのような能力を身につければいいのか等、しっかりと計画しておく必要があると思います。 続きを読む

過去に経験した痛みを未来に活すことで、その痛みが人生にとってかけがえのないものになる。安田祐輔さん著『暗闇でも走る』

何度でもやり直すことのできる社会をつくる。

ひきこもりや不登校など、なにかしらの課題を抱えた人々を主な対象に学習支援を行なっている個別指導塾「キズキ共育塾」を経営する安田祐輔さんは自身の著書、『暗闇でも走る』のなかで、こう語ります。

本書を読んで、共感した事、印象に残ったことはたくさんあります。 続きを読む

型にハマりすぎないことの大切さ。慣れ親しんだ型を壊してみることで、あたらしい発見がある。

なにかものごとをこなす際には、これまでの経験や知識からひきだされた「型」にはめて行動することが非常に役にたちます。

仕事を例に出すとわかりやすいと思いますが、仕事をは始めてからすぐは、だれしも覚える事ばかりで、効率的で生産性が高い仕事をしているとはいえません。

それがだんだんと仕事に慣れてくると、ある程度こうやればうまくいくであろう「型」を覚えていきます。その型が経験として積み重なっていくと、たいていの場面では平均点以上の結果を出すことができるでしょう。 続きを読む

ものづくりにおける自信と傲慢さ。

仕事をしているなかで、自分自身が深く関わった商品やサービスがあれば、それにたいしては大なり小なり愛着が湧いてきます。

特に、自分の手で0から1まで完結できてしまうようなものづくりの業界においては、その商品に対する個人的な想い入れがより強くなるでしょう。

自身の商品やサービスに、絶対の自信を持っているというのは、良いことであるとは思いますが、自信を持つことをはき違えると、自信が傲慢さに変わってしまう恐れがあります。 続きを読む

ものづくりには豊かさがある。

ものづくりには豊かさがある。

ものづくりの良さを一言で伝えようとするならば、今時点ではこのように答えます。

「ものづくり」といっても、手に乗っかる小物から大きな車まで幅広いので、ここで言うものづくりとは、自分の手を動かし、なにもなかった0の状態から1を作れる範囲のものを想定しています。

では、ものづくりの「豊かさ」とはなにか。 続きを読む

「ひとりで過ごす時間」を大切にできているかが大事という話。

糸井重里さんが毎日書く「今日のダーリン」

僕は、空き時間などによく読むのですが、4月27日の文章もすごくよかったです。

引用:1101.com

・「ひとりでいる時間の顔が想像できる人」がいる。
そうでない人もいる、ということになるが…。

周囲にだれもいないところでは、じぶんが裸で出てくる。
いつも陽気な人の表情にも憂いが見えるかもしれない。
人間関係に気をつかって遠慮している必要もないから、
重い部分や暗いところも出てきておかしくない。
あんがい獰猛なまでの好奇心だってあるかもしれない。
ひとりで感じ、ひとりで思い、ひとりで考える。
この時間を持っているかどうかが、とても大事だ。
ふだん、どんなに浮ついて見える人でも、
「ひとりでいる時間」の顔が想像できる人なら、
ぼくは、信じてつきあいたいと思っている。
善悪とか、損得とか、趣味がどうのとか関係ない。
「ひとりの時間」のあるなしは、なにより大事だと思う。

というようなことを、ぼくは前々から思っていたが、
「ひとりで考える時間」というものが、
創造的な仕事をするときにとても重要だということを、
創造技術者(と名付けた)の濱口秀司さんに教わった。
「三人寄れば文殊の知恵」なんてことを言うけれど、
三人で寄る前に、それぞれのひとりが考えてなかったら、
ほんとうに芯のある答えにたどりつかないというわけだ。

「ほぼ日」で、これまでやってきてよかったことのなかに
「ミーティング」を大事にするということがある。
会って集まって他の人の声を重ねていくことは、
小さな社会にじぶんの考えをさらすということでもある。
これはとてもいいことなのだけれど、その前の、
「じぶんの頭をぐるぐる動かした」時間がないと、
あんがい、ただの意見の調整のようになりかねないのだ。

この4月から「ほぼ日」では新しい金曜日を設定した。
この曜日を、じぶんひとりの頭で考えるための日にする。
街に出ようが映画に行こうが、席にはりついてようが
じぶんで選んだやり方でかまわない。
とにかく、「ひとりの時間」に、ひとりで考えるのだ。
このクセをつけることを会社としてやってみる。
もしかしたら、かえって厳しい金曜日、とも言えるかな?

ひとりで感じ、ひとりで思い、ひとりで考える。

最近の、「ひとりで過ごす時間」を省みて、もっともっと頭を使わないといけないと感じました。

糸井さんは、毎日こうやって「今日のダーリン」にひとりで考えたことを発信しつづけているのだから、もうスーパーマンみたいです。