「ちいさな場所」である台所が暮らしの中心になる。「暮らしの手帖」の台所宣言。

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暮らしの手帖では、昭和29年から23回にわたって「キッチンの研究」が連載されていました。暮らしにとって欠かせないものだけれど、いいかげんに扱われていた台所にスポットライトを当てて考えようという企画でした。

この「キッチンの研究」の最終回に掲載されたのが、暮らしの手帖の台所宣言です。

いまから50年以上も前に書かれたものですが、今読んでも決して色あせることのない素敵な文章なのでぜひ、読んでみてください。

「暮らしの手帖」台所宣言

以下、台所宣言の原文です。

台所は 暮らしの工場です 台所は 暮らしの心臓です

そこで 暮らしをうごかす力が作られ そこから 家中みんなにゆきわたり

そして また そこへかえってきます

このちいさな場所に日があたり このちいさな場所に歌がひびき

このちいさな場所に微笑があるかぎり

暮らしは さわやかに回転してゆき 明るい明日が 明るい今日につづきます

ちいさいが 大切な心臓 ちいさいが 大切な工場

この暮らしの工場に 能率のよい機会をすえ

つねに完全に整備し 最高の効率を発揮させる

すぐれた責任者 それが あなたです

ここに ささやかな研究があります

ささやかな研究ですが あなたの仕事に役立つと信じて

この三年 情熱をかたむけつくし 力のすべてを注ぎ込みました

読んでみてください

現代における台所の役割り

本当にいいものだけを読者に紹介していた暮らしの手帖。暮らしにおける台所の役割と重要性を、わかりやすく、あたたかみのある言葉で素敵に表現されています。

「ちいさな場所」である台所が家の中心になるというのは、まさにそのとおりだと思います。

自分の好きな時間に各々が食事をする国もある中で、昔から日本では食事の席に家族がいっしょに集まり、その場で多くの会話がうまれてきました。

台所が日々の暮らしのなかに占める役割りについて考えてみると、それがとても大切なことであるのをしみじみと感じることができます。

最後に

暮らしの手帖の台所宣言という素敵な文章を取り上げてみました。

生活のなかで重要な役割りを占める台所を、いかにデザインするかを考えることが、暮らしをつくっていくなかでも大切なことだと深く感じました。

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