惹きつける文章を書くには、書き手独自の視点で文脈につながりを加える力が大切。

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他の人書いたブログをよく読むのですが、「なるほど!」と感心する文章の多くに共通点があると感じています。

それは、伝えたいメッセージに対して、書き手の持つ知識や情報をうまく結びつけながら文章を構築している点です。

書き手の頭の中の思考がよく見える文章といってもいいと思います。

書き手の視点を加えると、付加価値のある情報に

100人の書き手が、あるテーマについて意見と交えながら文章を書くとします。それぞれの書き手の思考回路も違いますし、物事を見る視点があるので、100通りの文章ができるでしょう。

例えば、2016年の年末にかけて、DeNAのキュレーションメディアが問題となりましたが、そのテーマに関して様々な意見が出ていました。

専門家が監修していても、その情報が本当に正しいとは限らないという視点で書かれた記事や、検索結果の上位に表示させる施策を指すSEOの問題を指摘するなど、問題から派生し様々な視点から議論が発生しました。

参照:WELQ問題「医師監修」だから安全とは限らない 正しい医療情報を得るために必要なことは?
参照:「WELQ騒動」で浮かび上がったSEO業界の闇

ある事象に書き手の視点が加わることで、オリジナルで読者に気づきを与えるような価値のある情報になるのです。

ちなみに、僕もWELQ問題に関して記事を書いていました。

参照:DeNAのWELQ問題から、目利き力の重要性について考えてみる。

文脈につながりをつける

ある事象に対して、それとは関係なさそうな分野の事象を引っ張ってきて、文脈につながりをつけることができると、非常に面白い文章になると思います。

明治大学文学部教授の斎藤孝さんの著書『文脈力こそが知性である』には、「知性とは「物事をつなげる力」だ」と書いてあります。つなげる力を持っていた人の例として、デカルトを例に挙げています。

デカルトは、その数学的な思考法を自らの基本の「型」として、哲学というものを捉えてきました。デカルトのなかでは、数学と哲学はつながっているものだったのです。いえ、人体のことも、社会のことも、人間の心の動きもつながっていました。なかには、「今日的視点からすると、この部分はちょっと無理があったんじゃないの?」と言わざるをえないところもありますが、デカルトがあらゆることをつながって、非常に広範囲にわたる考察力を発揮してくれたことで、近代哲学というものができあがっていったのです。

物事をつなげる力というのは、魅力的な文章を書くことにも際しても必要であると感じます。ブログでも、この能力をコンスタントに発揮している人には、多くの読者がついている印象です。

興味関心のアンテナを伸ばし、つなげる力を養う

ある分野だけに知識が偏っていると、ある事柄に対して様々な方向からつながりを見つけることは不可能です。一方で、頭でっかちに知識だけを詰め込んでも、つなげる力が必ずしも養われるわけではないのです。

斎藤考さんは、「知的であるということは柔軟であること」と考えています。以下、『文脈力こそが知性である』からの引用です。

非常に物知りだけど、話していてあまり面白くない人もいます。なぜなのか。一つには、いろいろなことを知っているけれど、知識が細切になってしまっている。つながりのあるものとしての話の内容がふくらんでいかない。つながりが聞き手の想像力を働かせ、脳をワクワクさせてくれるのですが、それがない。こういう人は、「物知りですごい」とは思いますが、「知的だ」とは感じにくいですね。

知的な文章を書くためには、ある狭い分野に固執するのではなく、柔軟なものの見方や考え方養っていく必要があるのでしょう。

最後に

つなげて考える力は、一朝一夕に身につけられるものではありません。日々の生活の中から、少しずつ知識を蓄えたり、新しい情報を吸収したりしていくことが大切です。

僕自身も、つなげる力を養うためにも、ブログを活用して思考の幅を広げていく努力をしていきたいです。

それではまた!

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