正直者は、得をする。

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2017年3月16日に、株式会社ほぼ日が、東証マザーズに上場しました。

参照:ほぼ日(3560)

そんな「ほぼ日」の社長を務める糸井重里さんの著書に『インターネット的』があります。2001年に第一版が発売されたこの本ですが、一部ではインターネットで今起こっていることの予言書であると言うような評価を耳にしていたので、上場したこの機会に読んで見ました。

発売されて15年以上経っていますが、今読んでも「なるほど」と思えることがたくさんあります。

今回は、本書で語られている、正直であることの重要性についてです。

正直の者は得をする

糸井さんがほぼ日の「母」として、社会心理学者の山岸俊男さんの著書『信頼の構造』を挙げています。人間の行動や心理について実験を重ねて考えていくような科学的な本ですが、この本の結論が「正直は最大の戦略である」という言葉に集約されるそうです。

「正直者はバカを見る」という言葉がありますが、最近でもやはりズルをしないで正直に行動することの大切さに気付かされます。

DeNAのキュレーションメディアの問題がありましたが、彼らのやっていたことは「正直な」ビジネスではありませんでした。利益優先で、提供するコンテンツの中身も精査されていませんでした。

糸井さんは、本書で正直じゃないことをした企業が、大きく信頼を失う事例がどんどん挙げられるようになるというようなことを言っていますが、まさにDeNAはこの事例にぴったりと当てはまっています。

正直な個人や企業に、人が集まる

正直さは、人の行動にしても企業活動にしても、そこに人が集まる重要な要素の一つです。以下、本書から引用です。

これからの社会では、企業の「考え方やセンス、モラル、理想」などという個性に、消費者が賛成するというかたちで商業活動が行われる可能性は、おおいにあり得ると思うのです。商品をつくる、サービスを作るというところでは、あらゆる企業が、どんどん平均化してきます。昔のように、製品にははっきりと優劣がつくような差はなくなっていきます。そうなると、何を基準に人々は、その企業の商品を選んだり、その企業のサービスを心地よく感じるのでしょうか。その企業の実現したい社会像に、まるで選挙の投票をするように、「買い物」をするようになるのだと思うのです。おそらく、企業が、広報活動や商品を媒体にして、自分たちの理念・理想を伝えることは、その企業の存続に関わるようになっていきます。

あらゆる企業の商品やサービスが平均化していく中で、他者と差別化するための要素として大事なことの一つが「正直さ」なのでしょう。正直さに加えて、理念や理想をバッチシと伝えることができれば鬼に金棒です。

最後に

インターネット的』で言われていることが、まさに近年に起こった出来事に当てはまっていることがたくさんあります。

正直であることの重要性もその一つ。

インターネットが発達し、消費者が情報優位を持つようになったので、「正直」であることが、当たり前に求められている時代になったとも言えます。そのため、正直でない人や企業の活動は、自然に淘汰されていくでしょう。

それではまた!

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