ものづくりの作り手の顔は、オープンになっていた方がいい。

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一昔前は、スーパーに野菜を買いに行っても、生産者の顔は見えませんでしたが、最近では「私が作っています」という言葉と共に顔写真が掲載されているのもよく目にします。

また車を走らせれば、道路脇に立っている広告の看板に、そのお店の責任者らしき人の顔がでかでかと載っていたりもします。

なぜ、わざわざ作り手だったり、仕事の担い手の顔を掲載するのか。

一番大きいのが、消費者に安心感を与えることができるからでしょう。また、なんとなく愛着をもってもらいやすくも思えます。

だれが作ったのかわからないものを買うよりも、作り手の顔が見えた方がいいですよね。

顔を出すと、作り手にも責任感が生まれる

作り手が顔を出すと、メリットは作り手にもあると思います。

正直な話、顔を出さないほうが、作り手にとっては気が楽でしょう。

自分の顔を知られていない相手であれば、まあ多少なりともやっつけ仕事をしてもいいかななんて思うかもしれませんが、自分の顔がオープンになっていると、仕事の失敗が自分の顔に紐づいているので、適当な仕事をしていられません。

僕が尊敬している人の一人である、レオスキャピタルワークスの藤野さんが以前に、ホームページに役員の顔写真が載っていない会社は伸びない傾向にあるというようなことを言っていたのですが、それも同じようなことなのかもしれません。

関連記事:投資は、未来であり希望である。

隠すより開示するほうがリターンが大きい

何かを隠すということが、イケてないと思われる時代がきているのかなあと感じます。

技術やノウハウを隠そうにも、隠しきれなくなっている今では、もはや隠すことによって得られるメリットよりも開示してしまった方が、結果として自分たちにそのリターンが返ってくるように思えます。

技術やノウハウを渡してしまえば、その相手がライバルになる可能性も大いにありますが、開示した相手を自分のフォロワー(味方)になってくれれば、共存できるし、共に協力しておもしろいことができるのではないでしょうか。

オープンなものづくりへと時代が流れていく

技術、情報、作り手の顔。

これまではものづくりの現場では、当たり前にこれらのことは、隠されてきたのではないでしょうか。この3点すべてが開示されているものづくりの企業は、今でもごく少数でしょう。

でもこれからは、クローズドなものづくりではなく、オープンなものづくりへともっともっと進んでいくと僕は確信しています。

技術の開示、ノウハウの開示、そして作り手の開示。ただ、盲目的に開示するのではありません。

一番大事なのが、ものづくりの情報を物語としてオープンにしながら語っていくのです。

だれが、どんなことを想ってものづくりに取り組んでいるのか。それをうまく伝えることができれば、多くの共感を集めることができると思います。

最後に

これからは、これまで以上に、どんどんと情報がオープンになっていく。

オープンになっていくからこそ、ものづくりの担い手は、自分のものづくりに対する思想や哲学的なところ、そして技術をしっかりと伝えていく必要があります。

参照:信念や哲学を持ったものづくりでないと、それはただの量産品になる。

周囲の雑音が見えやすいなかでも、自分が大切にしたいこと、こだわっていることなどをしっかりと言葉にしながら、淡々とやっていくことさえできれば、大きな道が拓けてくるのではないでしょうか。

それでは今回はこのへんで〜。

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