地域おこし協力隊は、自他共に誇りの持てる暮らしを創造していく仕事だと思う。『地域おこし協力隊 日本を元気にする60人の挑戦』

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2015年9月1日出版の『地域おこし協力隊 日本を元気にする60人の挑戦』を読みました。

地域おこし協力隊は、かなり知名度が上がってきた制度だと思います。協力隊として地域に入り込み、活動を行った60名もの方の活動記録は、非常に興味深いものがありました。

今回は、地域おこし協力隊について本書を踏まえながら考えたことを、書きたいと思います。

地域おこし協力隊とは

そもそも地域おこし協力隊がどのような制度かについて、本書から引用します。

都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、生活の拠点を移した者を地方自治体が「地域おこし協力隊」として委嘱し、隊員は一定期間その地域に移住して、地域ブランドや地場産品の開発、販売、PR等の地域おこしの支援や農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る制度です。

地域おこし協力隊に求められていることは、地域に対して新しい息吹きをもたらすことです。そして、それ以上に受け入れる自治体が求めていることは、協力隊の任期が終わっても、その土地に何かしらの形で関わってもらうことだと思います。

協力隊の応募動機

2013年8月に実施されたアンケート調査によると、主に4つの応募動機に分けられることができるようです。

第一に、「仕事の場」としての地域を選択することです。地域で自分の仕事を持ちたいと考える人がいるのでしょう。

第二に、「自分探しの場」です。地域に入り込むことで、これから自分がどのように生きていきたいかという想いを紐解きたいという考える人がいるのでしょう。

第三に、「貢献の場」です。課題を抱える地域に対して、自分が何か貢献できないかという想いを持った人たちが地域に入っていくのでしょう。

第四に、「定住の場」としての地域です。地方での暮らしに憧れ、定住を前提に地域に入っていく人がいるのでしょう。実際に、2013年6月で任期を終えた協力隊366名の行き先を見ると、56パーセントと半数以上の方が、当該地域およびその周辺に定住していることから、協力隊の制度が、定住のきっかけになっていることがよくわかります。

協力隊に必要なこと

地域おこし協力隊として活動する上で重要なポイントとして、まずは地域に溶け込み、信頼関係づくりをすることが最優先であると語る方が多くいました。地域の人と会話し、どれだけ一緒に作業をして汗をかくことが、信頼関係という活動の土台を築くことがなによりも大切なのでしょう。

本書には、信頼関係づくりをクリアしたあとに、自分のやりたいことと、地域のプロジェクトとの折り合いをつけながら様々な活動を行っていました。

また、協力隊でいる期間は3年という、長そうで短い期間なので、常に任期後の生活や活動につながることを意識して動く必要があります。

最後に

地域おこし協力隊は、地域の経済を活性化させることことも大切な仕事だと思いますが、なによりも大事なのが、地域の人々が誇りを持ってそこに暮らすことができるお手伝いをすることだと思います。そしてそれがきっかけになって、自分自身も誇りの持てる暮らしを創造していくことではないでしょうか。

現在、多くの人々が地域へと流れて、おもしろい取り組みを仕掛けています。地域には活躍の場が広がっていることを、再確認することができました。

それではまた!

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