ものづくり」カテゴリーアーカイブ

商品としての物ではなく、文化を売る。

人を強く惹きつけるのは、商品としての物ではなく、それが生み出される背景だったり、文化ではないでしょうか。

生み出していく商品にメッセージを込めることで、その商品の「価値」が何倍にもなるように思えます。

では、商品にどんなメッセージを込めるのか。

メッセージは、生み出す人の価値観や思想、そして商品をできていく過程などによって作り上げられていきます。そしてそれが、独自性をもっていると、共感する人が集まってきます。

いかに自分の哲学や思想、価値観を伝えていくか。一見すると、どうでもいいように思えることでも、それが今後、もっともっと大きな意味を持つようになってくるのではないかと思います。

抽象的な話になってしまいましたが、ふと考えたことを書きました。

今回はこのへんで〜。

ものづくりの作り手の顔は、オープンになっていた方がいい。

一昔前は、スーパーに野菜を買いに行っても、生産者の顔は見えませんでしたが、最近では「私が作っています」という言葉と共に顔写真が掲載されているのもよく目にします。

また車を走らせれば、道路脇に立っている広告の看板に、そのお店の責任者らしき人の顔がでかでかと載っていたりもします。

なぜ、わざわざ作り手だったり、仕事の担い手の顔を掲載するのか。

一番大きいのが、消費者に安心感を与えることができるからでしょう。また、なんとなく愛着をもってもらいやすくも思えます。

だれが作ったのかわからないものを買うよりも、作り手の顔が見えた方がいいですよね。 続きを読む

「自分たちがほしいものをつくる」が、ものづくりの原点だと思う。

ものづくりで生計を立てるのであれば、生み出したものを誰かに買ってもらわないといけません。

誰かに買ってもらえる可能性をできるだけ高めるためには、いわゆるマーケティングの手法を駆使して戦略を練ることもあるでしょう。

市場のニーズを分析して、それにできるだけ合致するような商品を作ることは、ものづくりにおいての基本中の基本なのでしょう。

ただ、僕が大事にしたいと考えているのが、「こんなものがウケそうだよね」というような市場のニーズありきのものづくりではなく、「こんなものがあったら絶対に買う」というように、自分たちがほんとうにほしいと思えるものを作る、ということにこだわるものづくりです。 続きを読む

信念や哲学を持ったものづくりでないと、それはただの量産品になる。

ものづくりといっても、さまざまなものづくりの形があります。

低価格で、大量にものをつくるのであれば、機械に頼ったものづくりになります。いわゆる量産品ですが、これがものづくり産業の大部分を占めています。

一方で、価格は高いし、数をつくれないものづくりもあります。それは、人の手作業が大半をしめるものづくりです。

価格と生産量で機械に勝てない、後者のものづくりの利点はなにか。それは以前にも書きましたが、非効率の価値がひとつあると考えています。

参照:人の手がかかるものづくりには非効率の価値があるから、その他の作業をできるだけ効率化するべき。

非効率だからこそ、ものづくりにかけるこだわりや想いを消費者に届けやすくなります。ただ、人の手がかかるものづくりだからといって、そこに信念や哲学がないと、ただの量産品と同じになってしまうと思うのです。 続きを読む

ものづくりにおける自信と傲慢さ。

仕事をしているなかで、自分自身が深く関わった商品やサービスがあれば、それにたいしては大なり小なり愛着が湧いてきます。

特に、自分の手で0から1まで完結できてしまうようなものづくりの業界においては、その商品に対する個人的な想い入れがより強くなるでしょう。

自身の商品やサービスに、絶対の自信を持っているというのは、良いことであるとは思いますが、自信を持つことをはき違えると、自信が傲慢さに変わってしまう恐れがあります。 続きを読む

ものづくりには豊かさがある。

ものづくりには豊かさがある。

ものづくりの良さを一言で伝えようとするならば、今時点ではこのように答えます。

「ものづくり」といっても、手に乗っかる小物から大きな車まで幅広いので、ここで言うものづくりとは、自分の手を動かし、なにもなかった0の状態から1を作れる範囲のものを想定しています。

では、ものづくりの「豊かさ」とはなにか。 続きを読む

ものづくりにおける採算と質のジレンマ。

僕が最近よく考えることが、採算と質の関係です。

作り手やサービスの提供者が、質をとことん追求してしまうと赤字になって採算がとれないため、ある程度の出来で、受益者に商品を提供せざるおえない状況が時折生まれます。

100点満点中80点くらいのクオリティーで提供すれば黒字だけれど、それ以上を目指そうとすると赤字になるようなものです。

この採算と質の折り合いをどのようにつけるか、というのはおそらく多くの人が頭を抱える問題なのではないかと思っています。 続きを読む

人の手がかかるものづくりには非効率の価値があるから、その他の作業をできるだけ効率化するべき。

ものづくりの分野、とりわけ全ての工程を機械やロボットで完結するのではなく、人の手が必要とされる手仕事などは非効率にみえる作業部分がすくなからずあります。

ただ、人の手が必要な非効率な部分こそが、ものづくりの価値として評価される所でもあります。

今回は、ものづくりにおける効率と非効率についてです。 続きを読む

ものづくりの本質は、心でつくること。不器用で下手な、素人の手づくりの方が良い。

初版が1993年に発行された岡本太郎さん著『自分の中に毒を持て』は、人生に大切だと思えるエッセンスがたくさん詰まった本です。

参照:人生に悩んだら、岡本太郎を読むべし。『自分の中に毒を持て』

岡本さんは芸術家でありましたが、「ものづくり」に関しても、本書にて言及していました。そこに書かれていることが、ものづくりに関わる人でも、そうでない人にとっても示唆に富むものに感じました。 続きを読む