ものづくり」カテゴリーアーカイブ

ノルマなし、就業時間通り、残業ゼロを実現する超ホワイト企業がある。

「社員にとって働きやすい会社」と「会社として成り立つビジネスモデル」を両立させるような発想で、人気のステーキ丼専門店を営む会社が京都にあります。

その企業に関する記事を読んで、すばらしいなと思いました。

参照:出た答えは「売り上げを減らそう」京都の超ホワイト企業が業績至上主義に抱く違和感

しっかりと売り上げを上げながら、個人に対するノルマなし、残業なしを実現し、社員が無理をすることなく仕事をできる環境を整えている点です。

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非効率であっても、個人の偏愛がこれからの価値になる。

生まれたときからモノが満ち足りているから「乾けない」世代が、これからどうやって生きていけばいいのか。

尾原和啓著『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』には、ものが溢れる経済的な豊かさが、もはや生きることのモチベーションとならないような「乾けない」世代に対するアドバイスが書かれています。

特に共感したのが、非効率であっても、個人が熱狂できるものがビジネスになっていくという部分でした。以下、本書からの引用です。 続きを読む

「山の上のパン屋に人が集まるわけ」がこれからのものづくりを考える上で、とっても参考になる。

長野県東御市(とうみし)御牧原(みまきはら)の山の上にある、パンと日用品の店「わざわざ」。

代表の平田はる香さんが、開業からの9年間のストーリーをつづった記事が、すごく参考になりました。

参照:山の上のパン屋に人が集まるわけ

様々なことを徹底的に考え、行動していてすごいと思いますが、彼女の中心にあるブレないものは、やはり文章に書いてある通り、徹底的にコンテンツの品質向上を目指し続けてきたところでしょう。

パンの品質工場を目指した結果、20種もあったメニューが2種類に絞られた話や、人を惹きつけるために写真のクオリティをいかにあげるかの試行錯誤だったりと、コンテンツの品質工場を追求しています。

さらに平田さんは、SNSや、商品の売り方だったりと、人を惹きつけるマーケティング的な視点ももっています。

この商売のモデルを真似しようと思えば、真似できるとは思いますが、これは「わざわざ」の哲学があるからこその、人が集まっているのだと思います。

平田さんがここまで自分の経営に関しておおっぴらにできるのは、自分の「哲学」は、絶対に真似できないだろうという自信があるからなのではないでしょうか。

参照:わざわざHP

納期とノルマをなくしたい。

納期とノルマをなくしたい。

会社からノルマが設定されている雇われサラリーマンであれば、ノルマから逃れるというのはむずかしい。自らがルールや約束事を決定できる立場であれば、ノルマをなくすこともできるでしょう。

ノルマは社内の約束ごとですが、一方で納期というものはたいへんやっかいなものです。

納期は、社外の、たいていはお客様と呼ばれる人との間の約束事です。「商品をまとめて買うので、この期日までに納品してください」というような外部とのやりとりは、どの業界においてもありふれているものでしょう。

納期を守ることができないのは、お客様との約束を破るということであり、それが重大なことであれば一度で信頼を失ってしまうことだってあります。

この納期に悩まされることが、働いていると非常に多い。もちろん、業種にもよるでしょうが、日々が納期と戦っているような人もたくさんいるでしょう。

納期という言葉を聞くことも嫌になってくるような、そんな時期も時にはあります。

幸い僕が働いている職場は、ノルマというものに縛られるようなところではないのですが、納期に加えてノルマも抱えているというような人には、ひどく同情してしまいます。

この世からノルマと納期がなくなったら

さて、ノルマと納期がもしこの世からなくなったら、どんなことが起こるでしょうか。

ノルマと納期という「恐怖」に怯えることがなくなれば、人はもっとイキイキと仕事をできるのではないかと思っています。心配ごとや不安が少なくなれば、仕事の効率があがり、生産性の向上につながったりするかもしれません。

もっとも、納期やノルマに追われることがなければ、もっともっと仕事を楽しむことができる人がいると思います。

人生の大部分を仕事が占めるのであれば、仕事が楽しくないとしんどいです。

納期に追われる状況をいかになくすか

ノルマをなくしたのであれば、自分がなくせる立場になればそれで解決します。納期はお客さんとの約束事であり、なくすことは難しいので、「納期に追われる状況」をなくすという選択がよりベターだと思います。

ひとつアクシデントがあると、もう納期ギリギリになってしまったり、そもそも相手からの無理があるような納期設定をされたりと、「納期に追われる状況」を作り出してしまう原因はたくさんあります。

ゆとりのある納期を設定するためには、顧客との信頼関係が必要ですし、納期が遅くなってしまう理由をしっかりと丁寧に説明しなくてはいけないと思いません。

最後に

納期やノルマに追われない環境をつくるという事例は、これからの働き方としてどんどんと出てくるような気がします。

理想論かもしれませんが、僕自身、納期やノルマという言葉が存在しない組織やチームをつくりたいと考えています。

それでは今回はこのへんで〜。

とにかくものを作る、組織云々はそれからでも遅くはない。

本ブログではさまざまな「ものづくり」に関する話題や個人的にためになった考え方などを紹介しています。

今回は、けんすうさんがツイッターでつぶやいていたことが、非常に参考になるものだったので取り挙げます。

組織を創ってプロダクトを創る、は結構レベルが高いので、

– プロダクトを創る
– それが流行る
– 組織をちゃんとする
– プロダクトが行き詰まる
– 組織力で課題を乗り越えていく

という流れがいいのかなーと最近考えているですね。

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どのような製品であれば自分たちは本当に誇りを持てるか?

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』のなかで、これからのマーケティングのあり方について、参考になる記述がありました。

これまでのマーケディングについては、以下のような記述があります。

ビジネスはこれまで、人々のニーズや好みや購買行動に応じて顧客を分類する技術では、かなりの水準にまで発展してきた。今後は、顧客セグメントごとに自社製品とブランドを注意深く配置して、それらの魅力を高めていくだろう。

成熟した大量消費の市場では、企業は次から次に新しいニーズをつくりだし、人々の心の内に隠れている不安や虚栄心を巧みに操ることも多い。「これを買えば、自信がみなぎるように感じますよ」「これを買えばあなたも人気者」「これを買えば成功します」といった具合だ。

市場のニーズを読み、分析。製品コンセプトを打ち出し、消費者のニーズを生み出す。上記のマーケディング手法は、大学のマーケディングの授業で学べるようなことです。 続きを読む

手間がかかることは、間違いなく「価値」になる。

「手間がかかる」という言葉は、高い確率でそれがマイナスのニュアンスを含むものとして使われています。

辞書で基本的な意味を調べてみると、「想定した以上に時間や工数を要したさま」「物事が短い期間では完成しないさま」「何かと世話する必要があり煩雑なさま」などと説明されています。

いずれも効率化と生産性の向上を目指す資本主義的視点からみると、明らかに手間はできるだけなくすべきものでしょう。

一方で、「手間がかかる」は、ポジティブなイメージを含むものとしてもつかわれています。

「手間をかけてつくられた商品」「手間がかかっている料理」などと聞くと、なんだかそのものにたいする期待が高くなるようです。

僕は、このポジティブで使われる手間のイメージが、近い将来、ネガティブなイメージで使われる「手間がかかる」を越えていくと思っています。

要は、「手間がかかる」という言葉は、ほとんどの場面において良い意味を含むものとして使われるようになるのではないかということです。 続きを読む

顧客に愛を届け、愛を受け取る。

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』のなかで、組織のマネジメントの成功例として、FAVIというフランスの自動車部品メーカーが登場します。

そのFIVIには、組織が存在する根本的な目的が二つあるそうです。一つ目が、「職の機会が少ない北部フランスの田舎町アランクールに、十分な雇用を生み出すこと」。

二つ目が、「顧客に愛を届け、愛を受け取ること」だそうです。 続きを読む

哲学なきものづくり。

家入一真さんが「哲学なき起業」というタイトルで、ブログを書いていました。

参照:哲学なき起業

哲学や思想、知性なき起業・企業は選ばれない時代になっていくと思います。ぼく自身が関わり支援するスタートアップもそうありたい。

知的・知性とは、常に傾聴し、謙虚に学ぶ気持ちを忘れない、ということだと思っています。人はすぐ「自分は何でも知っている」「自分の経験的にそれはうまくいかない」「自分の直感を信じろ」なんて、答え”らしきもの”をすぐに出してしまう。たかだか数十年しか生きてない人生の中でのわずかな成功体験に、再現性を求めてしまう生き物なのかも知れない。

知性とは、過去を悔やまず歴史に学び、明日を恐れず未来を想像しながらも、今をひたむきに生きる、ということなのかもね。

自分自身の信念や哲学を、どのように仕事と結びつけていくのかということが、個人的に今ホットなトピックなので、短い文章ながら家入さんの文章に共感を覚えました。 続きを読む

商品としての物ではなく、文化を売る。

人を強く惹きつけるのは、商品としての物ではなく、それが生み出される背景だったり、文化ではないでしょうか。

生み出していく商品にメッセージを込めることで、その商品の「価値」が何倍にもなるように思えます。

では、商品にどんなメッセージを込めるのか。

メッセージは、生み出す人の価値観や思想、そして商品をできていく過程などによって作り上げられていきます。そしてそれが、独自性をもっていると、共感する人が集まってきます。

いかに自分の哲学や思想、価値観を伝えていくか。一見すると、どうでもいいように思えることでも、それが今後、もっともっと大きな意味を持つようになってくるのではないかと思います。

抽象的な話になってしまいましたが、ふと考えたことを書きました。

今回はこのへんで〜。