ローカル」カテゴリーアーカイブ

地域おこし協力隊は、自他共に誇りの持てる暮らしを創造していく仕事だと思う。『地域おこし協力隊 日本を元気にする60人の挑戦』

2015年9月1日出版の『地域おこし協力隊 日本を元気にする60人の挑戦』を読みました。

地域おこし協力隊は、かなり知名度が上がってきた制度だと思います。協力隊として地域に入り込み、活動を行った60名もの方の活動記録は、非常に興味深いものがありました。

今回は、地域おこし協力隊について本書を踏まえながら考えたことを、書きたいと思います。 続きを読む

『食べる通信』は、生産者と消費者をつなげる理想的なメディアだと思う。『ローカルメディアのつくりかた』

2016年6月1日に出版された『ローカルメディアのつくりかた』を読みました。

ローカルメディアとは、地方で発行される雑誌や新聞、フリーペーパーなどの情報発信を行うメディアのことを指します。本書はローカルメディアの中でも、手に取ることができる紙媒体のメディアに焦点を当てています。

本書で紹介されているローカルメディアに共通しているのが、一貫して地域に密着しており、地域の人と人同士がコミュニケーションを深めるきっかけとなるメディア(媒介役)になっていることです。

今回は、本書で取り上げられているローカルメディアの中で、特に僕が関心を持った『東北食べる通信』を紹介したいと思います。 続きを読む

移住者を増やすことが、必ずしも地方の幸せのためにならない。

過疎化が進んでいる地域では、積極的に移住者を呼び込もうとする取り組みが盛んに行われています。自治体などでは、移住相談の窓口を増やしたり、地域おこし協力隊などを募集したりしています。

確かに、移住者を増やすことで、経済的に地域は活性化されるでしょう。しかし、移住者が増えることによっての弊害ももちろんでてきます。

今回は、移住者を増やすことは、良いことばかりなのかどうかについての話をしたいと思います。 続きを読む

地方で情報発信する前に考えたほうがいいこと。「観光資源」そのものの価値に注目する。

地方を活性化させていこうという議論の中では、必ずと言っていいほど、どのように情報発信をするかについての話題が出ます。

地方では情報発信がうまく行われておらず、せっかく良い観光資源があるのに、その魅力が十分に伝わっていないなどという声が良く聞かれるのではないでしょうか。

原因を探ってみると、「地方の人は情報発信の重要性をあまり理解していない」「地方の人は情報発信が下手である」などと言うような課題があげられると思います。そのための解決策として、TwitterやFacebookなどのSNSや他のWebメディアを使って地域の魅力を発信していこうと、行動を起こしてる個人や自治体も多いでしょう。

ただ、その中には内容が薄く、陳腐で、人を惹きつけないプローモーションが見受けられます。なぜ、そのような陳腐なプローモーションになってしまうのでしょうか。 続きを読む

商店街に根付く関係性の世界と場の感覚。

先日、日暮里駅から徒歩5分ほどのところにある谷中銀座商店街に行ってきました。外国人観光客が多く、どことなく観光地化されている印象を受けましたが、それでも商店街の活気と昔ながらの懐かしさを感じました。

商店街とその周辺を巡ってみて感じたことが、商店街には関係性の世界があるということです。

食べ歩きをしながら考えたことについて書きたいと思います。 続きを読む

多くの若者が、豊かさを求めてローカルな地域へと向かっている。

若者たちが、ローカルを求めて地方に流れているという話をよく聞きます。では、なぜ若者たちが地域に流れているのでしょうか?

そもそもの「ローカル」の意味ですが、「その地方に限定される風俗・自然・情緒などの特有なことやそのさま」「地方の、地方特有の、また、局地的・局所的な」などの表します。コトバンク:ローカル

ローカルへの流れには、何か共通する感覚があるのではないかと僕は考えています。
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「またあの人に会いたい」が観光資源になる。「人」をPRして地域を盛り上げる。

観光資源と聞くと、どのようなことをイメージするでしょうか。例えば、京都の歴史ある世界遺産のお寺であったり、草津の温泉などと人それぞれ思いつくことがあるでしょう。

以前から言われていた「観光資源」とは、いわゆる美しい景色だったり、歴史のある名所、美味しい食べ物など、「場所」や「物」「文化」についてだったと思います。

ただ、「観光資源」としてもっと注目されているのは、「旅先で出会う人」なのではないでしょうか。今回は、観光資源としての「人」についての話をしたいと思います。 続きを読む

農的暮らしを設計する上での、パーマカルチャーという考え方と視点

パーマカルチャーという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

パーマカルチャー(Permaculture)は1970年代に、オーストラリア南部のタスマニア島で暮らしていたデビッド・ホルムグレンとビル・モリソンが作った造語で、人間にとって恒久的持続可能な環境を作りだすためのデザイン体系のことを意味します。 続きを読む

鹿児島移住ドラフト会議の課題。話題性はあるが、移住促進への効果はいかなるものか。

鹿児島移住計画が主催する、「鹿児島移住ドラフト会議」というイベントが2016年4月に開催されました。

参照:移住希望者との交渉権、ゲット! 鹿児島県でドラフト会議 [鹿児島県]

このイベントは、いわゆるプロ野球のドラフト会議を真似し、事前にエントリーした応募者の中から来てほしい移住希望者を各団体が指名し、その交渉権が得られれば地域情報などを1年間独占的に提供しながら、移住を呼び掛けられるというものです。

最初は面白い試みなのではと思いましたが、その内容を見てみると、このイベントには課題があると感じたので、その点について考えてみたいと思います。 続きを読む