資本主義」カテゴリーアーカイブ

毎日が忙しくて、時間がないのはなぜか。

ドイツの児童文学作家、ミヒャエル・エンデ(Michael Ende)の名著、『モモ』。

なんでもっと早くを読まなかったんだろうと思うほど、『モモ』はメッセージ性に富んだ素晴らしいもの語りでした。

概要を簡単に伝えよう思ったのですが、本書の翻訳者があとがきに書いた文章が、すごくわかりやすい。 続きを読む

働くとは、「傍」を「楽」にすること。「他を利する」ところにビジネスの原点がある。

僕が学生時代に悩んでいたテーマのひとつに、「働くことの意味について」がありました。

仕事観なんて働いてみないとわからないとは思っていましたが、それでもなぜ働くのか、なんのために働くのかなどモヤモヤしたものを抱えながら色々と模索していたのを覚えています。

生活のために働くというのは大前提としてありますが、ポイントはその先にある自分なりの価値観や哲学的なところです。

今はまだ、自信をもって自分なりの仕事観を伝えることはできないですが、ある程度まで言葉にできるようになってきました。 続きを読む

資本主義経済の本質を理解するために。

今、僕たちが置かれている経済や社会システムについての理解を深めるためには、本質的なところからしっかりと学ぶ必要があると感じます。

僕自身、大学時代にミクロ経済学、マクロ経済学の基礎的なところは一通り勉強しましたが、今の資本主義経済の成り立ちまでの歴史的過程や、どのように経済が動いているのかなどの理解が非常に乏しく思えます。

一朝一夕で学ぶことはできませんが、この世界を見る目を養うためにも、少しずつでも勉強していこうと思います。 続きを読む

支援ではなく、そばにいて一緒に考える。誰でも通えて、つながり合えるコミュニティハウス「ひとのま」

先日、NHKのEテレにて、富山県にあるコミュニティハウス「ひとのま」が紹介されていましたが、その活動は非常に興味深いものでした。

参照:ETV特集「ひとのま ある一軒家に集う人々」

「ひとのま?なにそれ?」って方にも、ぜひその活動だけでも知ってもらえたらいいなと思ったので、紹介したいと思います。 続きを読む

経済は人々の幸せのためにある。「経済」の語源、経世済民とオイコノミアの共通性。

「経済」という言葉は、ニュースを見たり新聞を読んでいれば必ず目にします。

馴染みのある言葉ですが、その語源を知っている方はどれくらいいるでしょうか。

僕がその由来を初めて知ったのは、デザイナーとして活躍している太刀川瑛弼さんの著書『デザインと革新』を読んだときです。

今回は、「経済」という言葉の語源をたどりながら、経済のあり方について少し考えてみたいと思います。 続きを読む

ローカリズムとは何か?グローバル化する市場経済に振り回されない小さな世界を創造するということ。

内山節さんの著書『ローカリズム原論』には、ローカリズムとは何かについて、非常にわかりやすい言葉で説明があります。

そもそもローカリズム(Localism)とは、日本語では地域主義(ちいきしゅぎ)のことで、各地方の独自性や特徴を重視し、尊重する考え方をいいます。

今回は、ローカリズムについてです。 続きを読む

なぜ、仕事が虚しいと感じるのか。マルクスが指摘した、資本主義のもとから生まれる「疎外された労働」がそのヒントとなるかも。

なぜ、僕たちは仕事を通じて、そこから虚しさを少なからず感じてしまうのか。

マルクスが若い頃に、はじめて資本主義とは何かを考察しようとした『経済学・哲学草稿』という文献があります。この「第一草稿」の中に「疎外された労働」という章があります。

この章でマルクスは、「資本主義は疎外された労働の産物だ」ということを書こうとしました。

マルクスが指摘した、「疎外された労働」を紐解くと、僕たちの仕事から感じる虚しさの正体が浮かび上がってきます。
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経済発展が人々を豊かにしていくというイメージが薄れてきている。

哲学者の内山節さんの著書で、2013年12月に出版された『新・幸福論「近現代」の次に来るもの』があります。

本書のなかでは、経済発展が人々を豊かにしていくというイメージを持てなくなっていると指摘しています。

僕自身も、経済発展を否定する気はありませんが、心のどこかに成長の限界を感じています。今回は、経済発展と豊かさについて考えてみたいと思います。 続きを読む

いい仕事とは、そこに自分が「いる」感じがする仕事である。

記事タイトルは、西村佳哲さんの『自分をいかして生きる』中で、いい仕事とは、そこに自分が「いる」感じがする仕事であるとおっしゃっています。

言葉の一つひとつが、仕事に対して僕が考えていたことに対して、「そうそう!そうなんだよ!」と相槌を打ってしまうように、わかりやすく言語化してくれています。

今回は西村さんの言葉を紹介したいと思います。 続きを読む

健全な社会とは、多様な「精神の習慣」が存在する社会である。

哲学者の内山節さんの著書『共同体の基礎理論』の中で、19世紀中頃にフランスで活躍した政治社会学者のトクヴィルが取り上げられています。

トクヴィルの代表作に『アメリカの民主政治』があります。1830年代は、アメリカは世界で最も民主的な国、民主主義が確立されている国であると思われていましたが、トクヴィルはそのアメリカに「強権的なもの」、「全体主義的なもの」、「抑圧的なもの」を見ました。

それはなぜだったのかを、内山さんが非常に分かりやすく、紐解いています。今回は、人々の考え方が社会を形作るという視点について紹介します。 続きを読む