月別アーカイブ: 2017年1月

『陰影礼賛』は、日本的な美の本質に迫るデザインの教科書である。

1933年に初版が発行された、谷崎潤一郎著の『陰影礼賛』を読みました。

『陰影礼賛』は、僕たちが当たり前に使っている電灯がなかった時代における、日本の美の感覚や芸術的な感性について論じたものです。特に、表題が「陰影礼賛」であるように、まさに「陰影」(光の当たらない部分、かげ)を「礼賛」(すばらしいものとしてほめたたえること)している本です。

この本は、非常に勉強になる本であり、空間デザインなどに興味がある人にとっては必読の本だと思います。 続きを読む

「えいやっ!」と勢いよく前に踏み出す勇気を持つことの大切さ。

用心の上にさらに用心を重ねて物事を行うこと意味して、「石橋を叩いて渡る」ということわざがあります。慎重に行動することは、状況に応じて非常に重要な選択だと思います。

ただ、割と世の中の人たちは、勢いよく実行して失敗するというよりも、石橋を叩いていたけど結局渡らなかったり、石橋の叩きすぎで橋を壊してしまうといった失敗をするほうが多いのではないかと思います。

決断することは何かを決めることですが、ある選択肢の中から一つに絞ると言ってもいいと思います。進学、就職、転職、結婚などとても大きな決断をしなくてはならない時も、自分が進む道を絞ります。

僕たちは、常に何かしらの決断をしながら生きているのです。 続きを読む

正論は、時に人を簡単に傷つけるナイフになる。

目に見える傷であれば、時間が経つにつれて自然と治ってきますが、心に負った「傷」は長年にわたり人を苦しめることがあります。

正論は使い方を誤ると、間違いなく人の心を傷つけます。

正論は、文字通り「正しく」あるので言葉の切れ味が鋭く、時にはその言葉を受けた人の心の奥深くまで突き刺ささるのです。

今回は、正論についてです。 続きを読む

なぜ、いじめは起こるのか?スケープゴート理論から読み解く。

岩波新書から出版されている『文化人類学への招待』に、スケープゴート理論という非常に興味深い記述がありました。

スケープゴート理論は、人類学者であったフレイザーが提唱した理論です。

「スケープゴート」は、「身代わり」や「生贄(いけにえ)」などの意味合いを持つ聖書由来の用語ですが、フレイザーが提唱した理論は、なぜいじめが起こるのかについて、読み解く鍵にもなるのではないかと思います。 続きを読む

【TED】難病を抱えながらも前を見続けた少年の心に突き刺さるプレゼン【英文・日本語訳】

プレゼンターは17歳のサム・バーンズ。プロジェリア症候群という難病を抱えながらも”人生をいかに幸せに過ごすか”という彼の哲学を語ってくれています。

ポイントは3つ

① 自分ができないことを受け入れること。なぜなら、自分が他にできることはたくさんあるから

② 自分が一緒に居たい人、質の高い人に囲まれていること

③ 前進し続けること

彼は、病気と向き合いながら、日々を全力で生きました。このプレゼンテーションを聞いた人はだれでも、彼の言葉と自分を照らし合わせていることでしょう。定期的に何度でも聞き返したい。そんな彼の言葉です。

Ted.com続きを読む

何かに夢中になって没頭した経験を持つ人は強い。

何をやるにしても夢中になって物事に没頭できる人が一番強いと感じています。ある分野に情熱を持って取り組めるといってもいいでしょう。

世の中でいわゆる「成功」を納めているような人の多くは、何かに夢中になって没頭する期間があった人たちが多い気がします。

病的なまでに情熱を傾けられるということは、何事にも代えがたい強みなのだと思います。 続きを読む

リクルートライフスタイルの新・新卒採用がかなりイケてる。

リクルートライフスタイルが、新・新卒採用なるものを発表しました。

一昨年やっていた「30歳以下であれば既卒でも新卒採用の対象とする取り組み」よりも、内容がかなりアップグレードしており、さすがリクルートだなと思いました。

今日は新・新卒採用について考えてみたいと思います。 続きを読む

一次情報をいかに収集していくかによって、大きな差が出てくる。

自分の足を使って直接情報を収集しに行かなくても、ネット上には情報があふれており、それなりに自分が欲しい情報を簡単に見つけることができます。

例えば、行きたいイベントに行けなくても、そのイベントに行った誰かがネット上に当日のイベントレポートを発信してくれることも多々あり、だいたいどのようなイベントの内容であったか、つかむことができます。

ログミーなどの書き起こしメディアもあるので、もはや自分で一次情報を取りに行かなくても、探せばいくらでも情報を集めることができます。

ただ、このようにネット上で簡単に情報が手に入る時代だからこそ、自ら一次情報を取りに行くことが重要なのだと思います。 続きを読む

聞き上手になるためのコツを、プロのカウンセラーから学ぶ。『プロカウンセラーの聞く技術』

聞く技術に関して興味を持ったので『プロカウンセラーの聞く技術』という本を読みました。

筆者の東山絋久(ひがしやま ひろひさ)さんは臨床心理士であり、プロのカウンセラーです。また現在は大阪にある帝塚山学院大学で教授をされています。

この本のテーマは「聞き上手になるため」です。聞く技術をもって人間関係を円滑にしたいと考える人から、カウンセラーを目指している人。日常的にインタビューする人にとっても、参考になるエッセンスが詰まっています。

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能力ではなく、可能性を信じられる人間になる。

「能力がある人」と聞くとどのような人をイメージするでしょうか。スポーツ界で活躍するアスリートだったり、英語がペラペラなビジネスマンだったりと、いろんな人を想像することができるでしょう。

人は誰しも、いろいろな能力を得たいと思い努力をします。ただ、能力を獲得した人の中には、自分が何もできなかった頃のことはすっかり忘れてしまう人がいます。そして、できない人を批判し潰してしまうこともあるのです。

努力をして能力を持つということは大切なことですが、もっと大事なのが、自分と他人の可能性を信じることなのではないかと思います。 続きを読む